「誰が踏んだんだ!」中国の卓球王者を襲った悲劇 混合V直後にカメラマンがラケット破壊で憤怒「理解ができない」【パリ五輪】
この不測の事態に王楚欽はやりきれない思いを打ち明けてもいる。中国メディア『新浪体育』などで取材に応じた24歳は「まだ試合が残っていることもあって、ラケットが壊れた瞬間、感情のコントロールを失った」と正直に打ち明け、こう続けている。
「なぜカメラマンがそんなことをするのか。僕には理解できなかった。故意にやったつもりはなかったのだろうけど……。ただ、すでに起こってしまったことなので、どうすることも出来ない。控えのラケットを使えばまだいいプレーができると信じている。これはきっと神の意思だ」
湧き上がる怒りを抑え込むように淡々と語った王楚欽。エースの悲劇には中国でも波紋は広まっており、『新浪体育』は「このパリ五輪は開幕からさまざまな問題が起きていたが、今度は中国にもそれが起きてしまった。これは最悪だが、今後の試合でのパフォーマンスに影響が出ないことを祈るしかない」と伝えている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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