「サイ・ヤング賞取ったから何でも許されるわけではない」 バウアーを取り巻くチーム内の「冷めた空気」を球界OBが危惧する理由

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 さらにバウアーに関しては「バウアーが勝つか、勝たないか。勝てば乗っていける」とチームに勢いを与える投球を期待しつつも、気になる点を言及した。

 「ただ、どうなのかな?」として高木氏が着目したのは、バウアーのユーチューバーとしての活動にもあった。

 前回、新潟で巨人の対戦時もこんなシーンが見られたという。

 「自分で携帯持って、新潟行った時も登板日に『あれは何ていう山だ?』とか…。お前、もうちょっとやれよ」と苦笑。ユーチューバーとしての顔も持つバウアーが登板当日においても「観光モード」を漂わせていたことが気になったというのだ。実際に同試合では、登板を3時間後に控えたタイミングで自身のYouTube撮影を行っていたことも明らかになっている。

 ひいては「そこらへんの見え方が、選手からどう見えているのか」として、高木氏はチームメイトに与える影響も不安視した。「サイ・ヤング賞取ったから何でも許されるわけではない」とし、もっと真摯に日本野球に取り組む姿勢が必要だとした。メジャーでは登板日に同様の行動はとらないだろうとし、「登板日ぐらいは野球に集中してほしい」」と高木氏は苦言を呈すことも忘れなかった。

 バウアーは25年ぶり悲願の優勝を目指すチームのキーマンともされている。自身もチームへの貢献とともに沢村賞獲得に意欲を示すなど、日本球界にもアジャストできることを目指している。

 となれば、今後の取り組みが注目を集めそうだ。7失点KOとなった試合後は担当コーチと共に課題を洗い直したとされるバウアー。リベンジなるか、様々な方面で引き続き注目となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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