「打てる捕手」巨人・大城卓三に球界レジェンドOBから厳しい目が向けられる「理由」

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打撃では勝負強さも目立つ大城(C)CoCoKARAnext

 巨人の主戦捕手、大城卓三の打撃が好調だ。今季はここまで34試合に出場、打率・300、5本塁打、13打点。チームは中田翔を故障で欠く中、最近は5番打者とクリーンアップの一角を占めるほど、打撃面では存在感を示している。

 球界屈指の「打てる捕手」として年々成長している大城だが、一方で本業ともいえるリード面ではこのところ、注文をつけられる場面が増えている。

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 14日の広島戦(東京ドーム)、先発の赤星優志が7回にマクブルームに満塁弾を浴びたシーンでは、女房役としての責任が問われた。

 かつては巨人の監督も務め現役時代は名投手として知られた巨人OBの堀内恒夫氏は15日、自身のブログを更新。

 その中で大城のリードに関して言及する場面があった。

 7回は一死二、三塁の場面で好調な秋山翔吾に対し、ボールカウント2-0となったところで、巨人ベンチは申告敬遠で満塁策を選択した。

 赤星は外角直球2球でマクブルームを追い込んだが、問題となっているのは、追い込んだ後の3球目の選択だった。

 この場面、堀内氏は「ここでインコース高めに1球外せ」と思ったという。

 意図としては「2球続けて外側に投げればバッターの目は当然外側に合わせてくる」とし、「だから1球インコースに外して投げておいて体勢をのけぞらせる必要がある」とした。

 実際にこの場面、ほかの野球解説者も「1球、内角へ投げておくべきだった」と語っているが、大城が選択したのはまたも外角直球だった。カウント1-2とし、4球目の外角低め132キロのカットボールを左翼席に運ばれたとあって結果論ともなるが、少しでも内側への配球の意識をマクブルームに持たせていたら、違う結果になっていたかもしれない。

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