巨人レジェンドOBからも要望 「自前の選手を育ててほしい」の切実 今季2桁勝利は山崎伊織のみ「中途半端な仕上がりで急きょ1軍のマウンドに上げざるを得ないピッチャーを何人も見てきた」
常勝軍団においてはV逸した年は大型補強に乗り出す。これはファンの期待にも応えることであり、FA補強には理解を示しながらも「でも、あくまでも『つなぎ』であってそれは『その場しのぎ』にしかならないし 真の強さにはつながらないと思うんだ」と訴える。
今季V逸したチームでは2季連続の開幕投手を託された戸郷翔征が8勝9敗と負け越し、防御率4.14と苦しいシーズンとなった。
かわって若き柱としてチームを支えた山崎伊織も11勝4敗とキャリアハイの成績を残したが、先発陣の駒不足は否めなかった。プロ4年目の赤星優志は6勝9敗、6年目左腕の井上温大も4勝8敗、プロ2年目シーズンとなった西舘勇陽もリリーフ、先発を務めながらも伸び悩みが目立つ。
なかなか思ったような成長曲線を描けない選手が多い中、来週23日にはドラフト会議が行われる。
この点について堀内氏も「来週にはドラフト会議が行われる。巨人には伸びしろのあるいいピッチャーが毎年入ってきてくれているはずだ。」としながら「彼らの素質を見抜き どう育てたいかのビジョンを持ち本人にも伝えしっかり育てあげる。」ことが大事になってくるとした。
今季苦戦した先発陣の調整に関しても反省を生かしてほしいとした。
「今シーズンも中途半端な仕上がりで急きょ一軍のマウンドに上げざるを得ないピッチャーを何人もみてきた。」「しっかりと育て上げた自前の選手にどんどん出てきてもらいたい」と投手だけでなく、チーム全体のバランスを見た上での"適切補強"また、長期的な視野に立った選手育成を求めた。
すべては古巣を思う上での愛ある苦言をどう生かしていくか。来季こそV奪回を目指したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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