波紋を呼ぶ電撃人事はなぜ? 名門レッドブルの重鎮が激白 角田裕毅を緊急昇格させたワケ「ローソンを起用したのは間違い」
また、マルコ博士は角田の昇格を開幕前に見送った理由について「あの時はユウキに一貫性がなさすぎた。だから我々は全会一致でローソンを選んだ」と明言。「しかし、高まるプレッシャーの下、ローソンはオーストラリア到着初日から期待に応えられなかった」とチーム内での評価が一変したことも語るF1界の重鎮は、こうも続けている。
「RB21の運転が難しいというのは本当だ。ただ、ここに至るまでの彼(ローソン)の活躍は十分ではなかった。チーム戦略のためにも、強力な第2ドライバーが必要だった」
今季はレーシングブルズで好調ぶりをアピールしていた角田。マルコ博士の発言を鵜呑みにする限り、彼の安定した結果が今回の人事の大きな要因になったと言えよう。
鈴鹿サーキットで開幕する日本GPまで残り1週間を切り、絶対王者フェルスタッペン以外に操作が難しいされるRB21へ適応する時間は残っていない。そうした過酷な環境で“結果”を求められる角田は、いかなる答えを出すか。24歳の日本人ドライバーは今まさに真価を問われている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】角田裕毅との電撃交代前にローソンの放った“僕の時代発言”が波紋 母国紙も1週間での立場逆転に皮肉「F1の世界は因果応報」
【関連記事】今まで冷遇してきたのに…「ツノダの経験が重要になる」とホーナー代表が“まさか”の発言 英放送局も仰天「わずか2戦は異例だ」
【関連記事】「ツノダの忍耐が報われた」角田裕毅のレッドブル昇格は今週末の発表か 2戦で交代のローソンには同情も「極めて過酷な決定のひとつ」