なぜ新庄監督は上沢直之に苦言を呈したのか ポスティングシステムが直面した"曲がり角"

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 「12球団が統一したルールを作るべき」と提言したのは巨人OB、メジャーも経験した上原浩治氏だ。

 昨年12月29日に放送された『サンデーモーニング』(TBS系列)にゲスト出演した際に、ソフトバンクへ移籍した上沢直之とポスティングシステムに関して言及する場面があった。

 上沢に関しては1回メジャーに挑戦した時点で球団の保有権はなくなり、FAとなるため、必ずしも日本ハムに戻らなければいけないという契約はないとした。

 その上で選手は商品のため、より高いオファーがあれば行くのが普通として、ファンの怒りはありながらも上沢のスタンスにも理解を示した。

 一方で発端となったポスティングシステムに関しては議論の余地があるとした。

 「一番良いのは(ポスティングを)なくすのがベストかもしれないです。(海外)FAがあるわけですから、それを1年早くするとか、FAの1年前しかポスティングを認めませんとか。そういうふうに12球団が統一したルールを作るべきだと思います」と持論を展開した。

 「そこが球団によって違うので。球団がNOと言えば、まず認められないルールですから。本当にこれからも問題ですね」と公平性を欠いていることで今後も問題が起こりうると指摘していた。

 WBCなど国際大会も含めメジャーとの距離が近づく中、各球団、選手のポスティングシステムを利用して早期挑戦したいという声は止められなくなってきている。

 ファン、選手、球団、誰もが納得して「夢への挑戦」を進められるような設備設計への見直し、議論が今季は急務となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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