なぜ新庄監督は上沢直之に苦言を呈したのか ポスティングシステムが直面した"曲がり角"
新庄監督はスタッフ会議後に上沢、ポスティングシステムに関して言及した(C)産経新聞社
日本ハムの新庄剛志監督が発した「直言」が話題を集めている。
8日、鎌ケ谷で行われたチームのスタッフ会議後に報道陣に対応、ソフトバンクへの入団が決まった上沢直之に言及した。
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上沢は2023年オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦。一時はメジャーに昇格した時期もあったが、大半はマイナーで過ごし、右ひじも痛め1年で帰国。上沢に関しては古巣の日本ハムがオファーを出しながらも、ソフトバンクが4年の大型契約を結んだ。
今回のいきさつについて、新庄監督は「ああいう決断をしたのは悲しかった」と率直な表現をした上で、ポスティングシステムの運用についても目を向けた。
日本ハムでは22年オフにも、ポスティング申請が認められて海を渡った有原航平が今回の上沢と同様に米挑戦後にFA扱いとなり、ソフトバンクに移籍を果たした。
ルール上は問題ないとはいえ、またもチームの主軸がポスティング→メジャー短期挑戦→ソフトバンク入団のルートをたどった。現行のルールではポスティングが認められてメジャー挑戦後にはFA扱いとなるが、この点に関して指揮官は、本来のFA権を取得するまでのせめて1年間、古巣で存分に活躍して、誰もが納得する形の移籍を果たしてほしかったと心情を明かす場面も報じられた。
1998年に「日米間選手契約に関する協定」で導入された同制度をめぐっては球団によってのスタンスも違い、運用においても様々な波紋を呼んでいるため、整備の必要性が浮上している。