「昨年同様に厳しい」新庄ハム2年目に球界OBから向けられる視線 ソフトバンクは満場一致で優勝候補に
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昨年のプロ野球は、オリックスがパ・リーグ連覇と日本一に輝き幕を閉じた。オフシーズンには国内移籍だけでなく、オリックスから吉田正尚外野手(29)、ソフトバンクから千賀滉大投手(30)がメジャー移籍を決断するなど、各球団の戦力図は大きく変わってきた。
そんなパ・リーグの優勝予想について、元中日の山本昌氏(57)、岩瀬仁紀氏(48)、福留孝介氏(45)、元横浜の佐々木主浩氏(55)、元日本ハムの田中幸雄氏(55)、元ヤクルトの宮本慎也氏(52)、元阪神の藤川球児氏(42)らが、YouTubeの『名球界チャンネル』で語り合った。
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2年連続覇者のオリックスは、今年も投手陣が凄いとレジェンドたちが満場一致で強さを確信した。吉田が抜けたものの西武から森友哉捕手(27)が加入し戦力ダウンをおさえた印象。しかしこの補強について宮本氏は、「吉田正尚は群を抜いたバッター。その穴はなかなか埋まらない。あとは外国人次第」と、打てる捕手としての評価は高いが、打撃能力だけで見れば吉田の根けた穴を完全に補うことは難しいと語った。
名球会のレジェンドたちが声を揃えて強さを強調したのが、昨年2位のソフトバンクだ。ソフトバンクはオフシーズンに外国人助っ人だけでなく、レンジャーズ3Aから有原航平投手(30)、日ハムから近藤健介外野手(29)、ロッテからオスナ投手(30)などの獲得に成功し、大型補強に成功。これにはレジェンドたちの口からも「鬼補強」「昔の巨人のよう」という言葉が出た。
千賀が抜けた穴を感じさせないほどの投手陣の充実ぶりに宮本氏は、「普通に考えたら80勝以上する」と予想。さらに藤川氏も、「ソフトバンクが勝つと思います。オリックスやロッテは山本由伸や佐々木朗希のメジャー挑戦を目指している。そうなると1番勝ちに行ってるのはソフトバンク。ぶっちぎりの可能性もある」と独自の見解も添えながら、異次元補強に踏み切ったソフトバンクの優勝への意思を感じていた。ソフトバンクは柳田を始めとする中心選手がWBCに出場せず、万全な調整ができることもプラスに働いている。