なぜオースティンはメジャー契約を勝ち得たのか カブスが見定めた“NPBの優良助っ人”の価値「MLBで最低水準に近い年俸しか払っていない」
また、各国球界の移籍情報を発信している専門サイト『MLB Trade Rumors』は「2019年以降、メジャーでプレーしていないオースティンは、健康問題も抱えているため、多少リスクのある補強と言えるだろう」と指摘。その上で「カブスにはブッシュのプラトーンの相棒が必要だった」とし、契約の価値を論じている。
「25年のカブスは40歳のジャスティン・ターナーを、右打者の一塁手、そして指名打者タイプとして600万ドル(約9億3600万円)で獲得した。彼はプラトーンの利点を活かして、右投手には打率.276、出塁率.330、長打率.429という成績を残したが、通算成績は打率.219、出塁率.288、長打率.314に留まった。
おそらくカブスは、オースティンがターナーよりも若く、安くで、より成功することを期待している。仮に目論見が外れたとしても、カブスはMLBで最低水準に近い年俸しか払っていないため、経済的なリスクはそれほど大きくない。ここでオースティンがNPBでの成績のような結果を残せば、『お買い得』と言える契約になるだろう」
メジャー球団に価値を見出された元NPB助っ人は、野球の本場で成功を掴むのか。その活躍に関心は高まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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