中国側の楽観論「日本は終わった」発言が火をつける U23決勝で“眠れる獅子”は目を覚ますか【U23アジア杯】

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ブライアンも得点が期待される選手の一人だ(C)Getty Images

 もう一つの場面は、61分だ。

 市原からの浮き球パスに対し、梅木が絶妙なインサイド裏取りで飛び出した。さらに絶妙なトラップの後、中へ折り返したが、この絶妙尽くしのチャンスメークに道脇は合わせることができなかった。当然、FWには一家言ある解説の佐藤寿人さんは、この場面でも指摘を忘れない。

「できれば今のところで道脇が自ら動き出しをして、ボールを呼び込みたかったですよね」

 道脇は市原と梅木のプレーに対し、全くリアクションがなく、明らかに動き出しが遅かった。わずかでも早ければ、間に合っていたのに。グラウンダーが相手CBとGKの間を通過し、ゴールエリアを横切るなんてFWの恥だ。

 その3分後にもチャンスがあったが、佐藤が中を覗いたとき、道脇は相手の背後を取るわけでも、相手に身体を預けるわけでも、どちらの足に欲しいかを示すわけでもなく、何となく寄って、佐藤のパスをコントロールし切れず、そのまま相手に渡してしまった。佐藤のパスが強すぎたようにも見えるが、そもそも寄りすぎている。そこで受けてもフィニッシュへつながらない。解説の佐藤寿人さんは試合中、何度も「ボールを呼び込んでほしい」と道脇のプレーに言及していたが、まさにそれが、前述のスペースへの飛び出し場面を除けば皆無だった。

 もっとも、道脇だけではない。U-21日本代表で仕上がった選手と感じるのは、佐藤、市原、永野、小倉幸成、梅木、荒木琉偉くらいで、この世代らしい荒削りな選手が大半だ。プレッシングも甘いし、連係していないし、言い始めたらきりがない。

 ただ、おそらく決勝に関して鍵を握るのは、中国側に煽られた通り、FW陣だろう。相手は無失点で決勝へ勝ち上がり、守備は自信を深めている。佐藤への徹底マークが予想される中、道脇やブライアンにはこれまでの消化不良感と、この侮辱を払拭するゴールを挙げてほしいところ。

「日本はCKでしか点を取れない。選手たちは若くて役に立たない。日本は終わった」

 この中国側の発言が、眠れる獅子を起こす――。

 そう信じて24日24時、眠らずにライブ観戦しよう。

[文:清水英斗]

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