打撃好調で独走状態の阪神 球界OBが訴える得点力アップへのキーマンは?「復調するかどうかが夏場の戦いに重要」

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前川への期待値は高い。ファンも彼の奮起を待ち望んでいる(C)産経新聞社

 開幕から混戦が続いていたセ・リーグは、6月に入ると阪神が貯金を増やしていき、現在では首位の座を固めている。77試合消化時点では44勝31敗2分けで2位広島との差を6ゲームとし、リーグで唯一、貯金を2桁に乗せている。

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 交流戦では7連敗を記録したものの、リーグ戦再開後はヤクルトに2勝1敗、続く巨人とのカードでは3タテと連続で勝ち越し。勢いを失うことなく、投打がしっかりと噛み合い、夏場を迎え一気に抜け出しつつある状況だ。

 また、今季の打撃陣では、春先より4番に定着し打棒を奮う佐藤輝明など、打線上位の打者の活躍も目覚ましく、試合毎に効率の良く得点を重ねている。その中で今後、後半戦を戦うにあたり、さらなる得点力アップを目指すべく、中軸の固定を求める声も伝えられている。

 現役時、セパ両リーグで通算129勝をマークし、阪神在籍時では2度のリーグ優勝に貢献した下柳剛氏が自身のYouTubeチャンネル『柳に風』を7月3日に更新。今季前半戦の阪神打線を振り返り、夏場以降でのキーマンとなる選手についても語っている。

 下柳氏は、打点でリーグトップを争う森下翔太や佐藤輝の活躍を称えながら、シーズン序盤で存在感を放っていた前川右京のパフォーマンスに触れており、「前川君が6番で10何試合(14試合)連続、安打を打っていた時が一番、得点が入っていた」と回想する。

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