藤川阪神 ポストシーズンに向け戦力の洗い直しが進む中、巻き返しを図れるか 注目の「2人のロマン砲」
前川は飛躍が期待されるも伸び悩んだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神は9月11日のDeNA戦(甲子園)に2-0と勝利。先発した大竹耕太郎が9回104球を投げ、3安打4奪三振と完璧なピッチングで2年ぶりの完封勝利を飾り、8勝目をマーク。大竹にとってはこれが自身初の甲子園での完封となった。
【動画】最後は三振締め!2年ぶりの完封勝利を飾った大竹の圧巻の投球シーン
打線では4回に森下翔太の21号先制2ランが飛び出し、投打がかみ合い、連敗を2で止めた。
また、歴史的な強さで優勝を7日に決めた阪神では、ポストシーズンに向けた戦力の洗い直しもすでに始まっている。
藤川球児監督は10月15日から始まるCSファイナルに向けて、勢いのある選手を探しにいくとも話している。レギュラーシーズンでは1番から5番まで固定のメンバーで戦い、若手も起用しながら勝ち星も積み重ねていったが、短期決戦ではラッキーボーイ的な存在が現れることも大切とされる。その意味で、巻き返しが期待されているのは開幕左翼を務めた、高卒4年目外野手の前川右京にもある。
昨季はプロ入り後初の1軍完走、打率.269、4本塁打、42打点と結果を残した。
さらなる飛躍が期待された今季。オープン戦では打率は全体3位の.316、12球団トップの3本塁打と結果を残し、開幕戦は堂々の「6番・左翼」で先発出場。4月は22試合出場で打率.308と堅調だったが、5月は14試合に出場、打率.093と急降下。5月22日に登録抹消となった。
その後も昇格の時期はあったが8月23日に今季3度目の登録抹消。優勝決定となった9月7日時点で1軍にいることはできなかった。






