なぜドラフト指名漏れ 12球団スカウトは後悔必至!? さらなる成長が期待できる「3選手」
青山学院大のヴァデルナ・フェルガスは変則サウスポーという可能性を秘めた選手だ(C)産経新聞社
ドラフト会議で指名されるか否かのポイントは、本人の実力だけではありません。タイミングに運と縁。様々な要素がかみ合い、祝福の時間を迎えた選手もいれば、人知れず涙を流した選手もいたことでしょう。
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アマチュア野球の取材歴が長いスポーツライターは、こう言います。
「一つだけ言えるのは、ドラフト会議の指名漏れは『終わり』を意味するのではなく、新たなドラマの『始まり』であるということ。過去、高校や大学でプロ志望届を提出しながらも指名がなかった選手が、上のカテゴリーで進化して、ドラフト上位指名を勝ち取った例はたくさんあります。そういう意味でも、指名がなかった選手の中には、今後の活躍が期待できる選手はかなりいる。今回の悔しさを糧に、どう進化していくのかを見届けるのもまた、ドラフトの面白さなのです」
中でも注目の逸材を3人、挙げてもらいました。
【大阪桐蔭高・中野大虎投手】
「最速151キロの強いストレートが魅力の右腕です。大阪桐蔭では2年生の時に春夏の甲子園に出場して、高2の秋からは主将も務めましたが、3年春夏の甲子園は逃しました。しかし、今年9月のU-18侍ジャパン高校日本代表では、副将を務めてチームを一つにする一方、投手としても3勝をマーク。高校JAPAN内では厚い人望を誇っていました。入ったチームでは必ず『役に立つ』選手になれると思います。課題を挙げるなら、中野大虎といえばコレ!という絶対的な武器が欲しいですね」





