「優勝候補の一角を打ち破った」日本撃破のドイツが見せた粘りと執念に母国メディアが賛辞「開幕戦でサプライズを起こした」【パリ五輪】
勢いに乗ったドイツは第5セットも序盤からリードし、先に15点を挙げ日本を振り切った。この試合を通じて、24得点をマークした39歳のグロゼルの存在感が光り、世界ランクでは格上にあたる日本を退けた。
五輪初戦で勝利を挙げたドイツに対し、母国のスポーツメディア『Sportschau』からも賛辞が贈られている。ドイツチームの勝利を「オリンピック開幕戦の日本戦でサプライズを起こした」と報じている他、大接戦となった第4セットの展開には「両チームとも中盤まで2点以上のリードを奪えなかった」と振り返っている。
さらに同メディアは、「ドイツのバレーボール選手たちが、パリ・オリンピックの開幕戦で、優勝候補の一角を打ち破った」と綴るなど、今回の勝利を大々的に伝えた。
52年振りのメダル獲得を目指す日本にとって初戦のこの結果は、痛い黒星となったことは間違いない。歓喜を起こしたドイツはマッチポイントを握られた場面でも、冷静さと力強さを失わず、必死に食らいつきながら最後は試合をひっくり返した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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