「キャプテンとしてエースとして力不足」石川祐希が“悔し涙” ベンチに写真…天国にいる藤井直伸さんの分まで戦った【パリ五輪】
試合後、悔し涙を流した石川は「メダルを取るとずっと言い続けてきて、この結果なので、しっかりと強く受け止めなければいけない。みんなと作ってきた集大成がこういう結果に終わってしまった。キャプテンとして力不足だった。ひとりのエースとしても力不足だったと感じています。最高のチームだったと思う。みんなベストプレーを出してくれた。僕が最後1点を取って結果を出すことができなかった。みんなに感謝の気持ちと、ついてきてくれてありがとうという気持ちです」と、最後までキャプテンとして、エースとして責任を負った。
パリ五輪は、胃がんのため31歳で亡くなった日本代表のセッター・藤井直伸さんの分もチーム全員で戦った。ベンチにはその藤井さんの写真が飾られていた。藤井さんは東京五輪に出場し、パリ五輪を目指していたが昨年3月にこの世を去った。
この日勝利を届けることはできず、52年ぶりの金メダルの夢は破れたが、藤井さんは天国で仲間の激闘を称えているに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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