【大学ラグビー】決勝に駒を進めた早稲田と帝京 準決勝で見えたそれぞれの強み・弱みは?

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早稲田は2019年以来の優勝を目指す(C)産経新聞社

 1月2日に行われた第61回ラグビー全国大学選手権準決勝は帝京大が34-26で明治大に、早稲田大が31-19で京都産業大にそれぞれ勝利し、1月13日に行われる決勝に駒を進めた。

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 第1試合は帝京対明治。両学の今季の対戦は4度目で、関東大学ラグビー春季大会では28-28の引き分け、夏合宿の対戦では31-28の僅差で帝京の勝利、秋の関東大学ラグビー対抗戦では48-28の大差で帝京が勝利している。各対戦の点数差が示す通り、シーズンの深まりとともに帝京のチームとしての熟成が進み、明治に差をつけてきた印象だ。

 特に対抗戦での対戦では、セットプレー、接点でのコンテストともに明治を上回り、点数差以上に内容的に大きく開きがあった。この試合も、前半早々から立て続けに2本のトライを奪い、そのまま楽勝かと思わせたが、明治もタフな戦いが続く中でチーム力を向上させていた。

 大木主将がスクラムの度ごとに「プレッシャー!」と叫んで気合いを入れ、その声に鼓舞されたFWが、前回の対戦では押し負けていたスクラムで互角以上に渡り合ったのだ。

 もちろん声かけだけでスクラムが強くなるわけはなく、前回の敗戦を踏まえ、しっかりと対策を講じて、鍛えてきた成果だろう。スクラムでの奮戦はチーム全体に勢いをもたらし、すぐさま2トライを取り返し、14-12と勝負を振り出しに戻した。パントキックや、柔軟なポジションチェンジで奪ったこの2本のトライは気合いだけではなく、明治がトライを取る技術を向上させてこの戦いに臨んだことの証左だった。

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