精彩を欠く遠藤航にリバプール地元紙は「評価はまだ低い」と酷評 それでもクロップは信頼強調「苦しんですらいない」
トゥールーズ戦では精彩を欠いた遠藤。そのパフォーマンスに批判の声が上がった。(C)Getty Images
遠藤航は名門での激しいポジションに苛まれている。
今夏の移籍市場でシュトゥットガルトからリバプールに加入した遠藤。しかし、よりハイレベルな環境に身を置いた30歳は、カップ戦でこそ出場機会を得ているものの、プレミアリーグでの先発機会はわずか1試合のみ。プレー時間を確保できずにもがいている。
【動画】クロップが「本当に必要だった」と熱弁! 遠藤航との笑顔の初対面シーン
チームが2-3で敗れた現地時間11月9日のトゥールーズ戦(ヨーロッパリーグ)では、先発に抜擢されたものの、精彩を欠いて45分で途中交代……。期待に応えきれなかった遠藤には現地メディアからも厳しい評価が並んだ。
地元紙『Liverpool Echo』は現在の遠藤のパフォーマンスについて「アンフィールド(リバプールの本拠地)でのキャリアが始まって3か月が過ぎたが、この30歳の日本代表選手に対する評価はまだ低い」と糾弾。さらに「一部の関係者たちは1月に中盤をさらに補強し、たまに納得のいかないプレーを見せるアルゼンチン代表MFを8番のポジションに上げ、遠藤を控えとして残すと見ている」と、さらなる序列の低下を予想した。
「エンドウに関しては、たとえアンフィールドでスロースタートを切っていなかったとしても、30歳という年齢的に長期的な解決策にはならなかった」
そう地元紙から酷評されている遠藤。しかし、彼の獲得を熱烈に臨んだ指揮官は「(遠藤の適応は)とても良いんだ。ワタルは我々にとっていつだってとても重要だ」と強調する。