「もうやりきったな、満足だな」レスリング30歳女王が現役引退発表 ママでも世界一で達成感…現在第2子妊娠中も報告
現役引退を発表した川井梨紗子(C)Getty Images
女子レスリングでリオ63キロ級、東京五輪57キロ級金メダリストの川井梨紗子が10月12日に自身のインスタグラムを更新。現役引退を発表した。前日11日にも「私は現役を引退する決意をしました」などと書き込んでいたが、この日は2枚の写真とともに、メッセージを記した画像を投稿した。
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川井は冒頭に「この度、川井梨紗子は現役を引退することをご報告させていただきます」と切り出すと、自身のレスリング人生に触れた。7歳からレスリングを始めて24年間 良いことも辛いこともたくさん経験させてもらいました。山あり谷ありでしたが、世界選手権4度、オリンピックで2連覇することができたのは、たくさんの方の支えと応援のおかげです。本当にありがとうございました」と感謝した。
東京五輪を制した時に、一度は引退が頭をよぎったという。それでも「結婚・妊娠を経て、日本のレスリング界でまだ誰も成し遂げたことのない『ママで世界一』という夢ができ、それを叶えたい思いで出産後現役復帰しました」と決意した。
そして、2021年の結婚、22年の第1子出産を経て、24年の世界選手権(アルバニア・ティラナ)で59キロ級を優勝。「たくさんの方の協力のもと、昨年の世界選手権で優勝することができ、今までになかった『レスリングもうやりきったな、満足だな』という感情になりました」と一区切りへの気持ちに傾いた。






