「完璧なおみさん」“修造節”全開レポートが炸裂 大坂なおみ圧倒の全米オープン8強に「“禅テニス”はこの日も健在」
64分の圧勝で5年ぶり8強を決めた大坂なおみ(C)Getty Images
テニスの全米オープンは、現地時間9月1日に女子シングルス4回戦が行われ、過去に同大会2度の優勝を誇る世界ランキング24位の大坂なおみが、同3位で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)に6-3、6-2のストレートで圧勝。5年ぶり3度目のベスト8進出を決めた。
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大坂は序盤から主導権を握り、ファーストサービスで93%、セカンドサービスでも77%と、驚異的なポイント獲得率を記録。リターンゲームでも、計4度のブレークポイントを全て奪う勝負強さを見せ、わずか1時間4分で試合を終わらせた。
完全復活を感じさせる圧倒劇に、大会を中継する『WOWOW』で解説を務める松岡修造氏も大興奮だ。試合後に自身の公式インスタグラムを更新。「完璧なおみさん『進化の3つの壁』」と題した熱いレポートをフォロワーに届けた。
まずは「戦術壁」。松岡氏は「かつてはパワーで押し切る“真っ向勝負”のスタイルだったなおみさんが、今回はコートの立ち位置を下げ、相手の弱点を徹底的に突くという“知のテニス”に進化しました」と振り返った上で、「特に、ガウフのフォアハンドを徹底的に狙い撃ち、要所要所ではバックへ強打。自分の武器だけでなく、相手の心理を読み切る戦術力が光っていました」と評価した。
2つ目は「安定壁」。この日、センターコートのアーサー・アッシュスタジアムは2万3千人の大観衆で埋まった。ガウフへの支援が集まった中でも「なおみさんの心は全くブレませんでした。3回戦で見せた“禅テニス”はこの日も健在」と修造節を炸裂。「冷静さと集中力を1時間4分キープし続けたその姿は、まさに心の達人。心の安定。まさになおみさんの心の壁はびくともしませんでした」と褒めちぎった。






