「誰よりも悔しい」衝撃KO負け→引退撤回の朝倉未来、“練習しろ批判”に涙で語った本音「少し休ませてほしい」
引退こそ撤回した朝倉。しかし、彼はファンへ自身の率直な想いを語った。(C)Getty Images
世間を驚かせた「引退宣言」を経て、朝倉未来はふたたび戦う覚悟を固めた。
11月19日に都内某所で開催された全試合オープンフィンガーグローブマッチのキックボクシング大会『FIGHT CLUB』は、衝撃的な幕切れとなった。メインカードとしてYA-MANと対峙した朝倉が1R1分17秒でKOされたのである。
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カウンター気味に放たれた右ストレートを顔面に被弾した朝倉は一瞬だけ意識が飛び、前のめりに崩れ落ちた。即座に気力で立ち上がったが、YA-MANの追撃をかわせずにふたたびダウン。あえなくKO負けを喫した。
かなりの意気込みを持って臨んだ一戦だった。それだけに朝倉が試合後に更新したYouTubeチャンネルの動画で“引退宣言”をすると、一部のアンチから批判が殺到。そのなかには、「練習をしないからだ」「まともにやる気なんかない」「早く練習をしろ」「YouTubeなんかやっているからだ」といった努力を求める声も目立っていた。
これに他でもない本人が自らの考えを打ち明けている。11月22日にふたたびYouTubeチャンネルの動画を更新した朝倉は「試合中の記憶はいまだに無いんですけど、いろいろずっと一人で考えました」と吐露。そして、「格闘技だけをやっている朝倉未来が好きなファンもいると思うし、試合を2、3か月やらないとやっぱり『練習しろ』とか『試合を早くしろ』とか、そういう声はすごい出てきていて。それは結構、格闘家として、人を楽しませるっていう自分の性格にも響いてくる」と正直な胸の内を語った。
「格闘家としても『試合しなきゃ』っていう気持ちも出て来るし……。要するにそれが結構、重荷になっていたというか、ストレスに感じていた部分も正直ありました」