「本当に最悪だ」なぜ一塁のベースカバーを怠ったのか 猛批判を受けたヤ軍剛腕コールが釈明「カバーできる体勢じゃなかった」
試合後に「本当に最悪だ。とにかく最悪の気持ちだ」と声を落としたコールは、試合展開を大きく変える形となった自身の守備をこう振り返っている。
「自分から見るとボールに対して角度が悪かった。打球がどれだけ強かったかが分からなかったからカットしようと直接向かっていった。だけど、ボールは僕の横を通り過ぎていった。もうその時には一塁をカバーできる体勢じゃなかったんだ。つまり……なんというか……僕らはボールのスピンを考えた確実に捕球しなければいけない中で、打球の読みも悪かったと思う」
一方で一塁手を務めていたアンソニー・リゾーは「意思疎通に問題があった」と回想。「投手は常に何があろうと一塁をカバーするように教えられている。ただ、あの場面では打球に変則的なスピンがかかっていて、確実に捕る必要があったんだ」と振り返った。
普段ならしないような判断ミスを大舞台でしてしまったコール。「僕らはとにかく前進してきた。それなのに力が及ばなかった。本当に辛い」と肩を落とした大エースはひたすらに自責の念にかられていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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