「全く意味不明」ヤ軍コールの“緩慢守備”に批判止まず NYメディアも猛反発「ベースカバーは基礎。言い訳は恥ずかしい」
ベッツ(手前)の一塁ゴロの直後、ベースカバーに走らなかったコール(奥)。(C)Getty Images
大量失点を招いた結果を考えても痛恨の判断ミスだった。
今も世間で批判の的となっているのは、現地時間10月30日に本拠地で行われたドジャースとのワールドシリーズ第5戦に先発したヤンキースの先発ゲリット・コールの守備だ。
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序盤3回で5点の大量援護を得た34歳のベテラン右腕は、小気味のいい投球を披露。強打のドジャース打線に反撃の糸口を与えずに投げ進めた。
ただ、5点差があった5回に背番号45は突然崩れる。アーロン・ジャッジ、アンソニー・ボルピーの失策が重なり無死満塁のピンチを迎えたコールは、なんとか2死までこぎつけたが、ここで対峙したムーキー・ベッツを一塁への平凡なゴロに打ち取った直後、なぜか一塁へのベースカバーに行かず、打球を指さしながらマウンド付近でストップ。これが適時内野安打になって1点を返されたのだ。
このミスをドジャースは見逃さなかった。直後にフレディ・フリーマンとテオスカー・ヘルナンデスが適時打を放って一挙5得点。精神的な動揺も見られた怪腕を一気に飲み込んだ。
最終的にコールは7回途中108球を投げ抜いた。5失点後に立て直した投球は称賛されて然るべきだが、本人は身の注意散漫なプレーについて「本当に最悪だ」と猛省。一塁へのベースカバーに走らなかった理由を「打球がどれだけ強かったかが分からなかった。だからカットしようと直接向かっていった。だけど、ボールは僕の横を通り過ぎていった。もうその時には一塁をカバーできる体勢じゃなかった」と釈明した。