ヤンキースは今年も“拙守”で負けた 「基礎の欠如」を指摘された昨季を彷彿とさせる痛恨ミスに非難の声「25年も同じだ」
思えば、ヤンキースは昨季に行われたドジャースとのワールドシリーズでも守備力の無さを露呈していた。5点をリードした第5戦では、アーロン・ジャッジの落球や遊撃手アンソニー・ボルピの悪送球、さらにはエースのゲリット・コールと一塁手の間に連係ミスなど拙守の“オンパレード”。逆転を許し、2009年以来の世界一を逃していた。
当時に「基礎的なプレーの欠如を露呈していた。彼らは守備だけじゃなくて走塁も下手だった。改善が必要なのは明らかだ」(元マリナーズのハロルド・レイノルズ氏談)と糾弾されていたヤンキース。今年のプレーオフも地区シリーズ4戦34失点を喫した結果をふまえれば、やはり守備が足枷となった感は否めない。
実際、地元メディアはヤンキースの集中力に欠ける守備を断じている。スポーツ専門局『SNY』は「試合を決定づけたのは守備のプレーだった」とチザムのエラーを糾弾。「1年前のヤンキースのシーズンは守備の弱さで終わったが、2025年も同じように感じられた」と皮肉っている。
当のチザムが「あのプレーが起こった時からずっと考えていて、今もまだ頭から離れない」と猛省するプレーによって、反撃の機運を失ったヤンキース。彼らの世界一への道のりは険しいままだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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