山本由伸の獲得失敗で元中日助っ人に白羽の矢? 地元メディアが「穴に収まる」とヤンキースに推挙!
中日を退団し、メジャー移籍を狙うロドリゲス。その去就は現地メディアでも話題となっている。(C)Getty Images
米球界の移籍市場も本格的に活発化し、日々注目選手たちの去就が決まっている。現地時間12月21日には、オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた山本由伸が、12年総額3億2500万ドル(約463億円)の超大型契約をドジャースと締結。新人への莫大な投資が世界を驚かせた。
【動画】WBCで異彩を放った「魔球」MLB移籍に迫るロドリゲスの奪三振シーン
今オフの移籍市場における「目玉」でもあった山本。その争奪戦には、来シーズンに捲土重来を期するヤンキースも本腰を入れていた。地元紙『New York Post』によれば、東海岸の名門は、背番号18と、ドジャースと同じ3億2500万ドルのメガオファーを提示し、熱烈なアピールを続けていたという。
結果的にラブコールも実らなかった。とはいえ、ヤンキースも下を向いてばかりはいられない。すでに地元メディアでは新たな補強候補の名がリストアップされている。ニュージャージーに拠点を置くニュースサイト『NJ.com』は「ヤンキースはもう一人の奪三振アーティストの獲得に乗り出している」と銘打ち、20年から約2年間、中日でプレーしていたジャリエル・ロドリゲス獲得に向けた動向を伝えている。
実力は折り紙付きだ。現在26歳のロドリゲスは、22年シーズンにセ・リーグで56試合に登板し、防御率1.15、WHIP0.92、39ホールドと図抜けた成績を記録。最優秀中継ぎのタイトルも獲得し、日本球界で確かな実績を残した。
今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にキューバ代表として出場していたロドリゲスは、大会終了後も来日せず……。遠征先のドミニカ共和国で「自分はMLBでプレーしたいという夢を追うことにした」と亡命。メジャー移籍に向けた動きを本格化させていた。