金村義明が今だから話せるドラフト裏話「すき焼き、しゃぶしゃぶ食べ放題」「条件上乗せ」
近鉄スカウトが超好条件を提示
阪急と相思相愛であったが、ドラフトの結果近鉄に入団。その訳は…?
「ドラフト前から近鉄のスカウトが何回か来て、断ったんだけども。『阪急と裏契約しているやろ?条件を全部言ってみろ』と言われて。スカウトが家に来る時は母親には菓子折り、父親にはレミーマルタンかヘネシーを手土産に持ってきてくれた。12球団だから10本以上はあった。それで近鉄のスカウトから『阪急の条件を全部上回ったるから』と言われて。それを絶対言ったらイカンって言われているのに僕はペラペラと言ってしまって…」と、親孝行心からの不義と振り返った。
結果2球団の競合となり、抽選の末に近鉄が交渉権を獲得。
「その日のうちに東京から伊丹でそのまま近鉄の違うスカウトの方と球団社長と関口清治監督(当時)もいらっしゃって、交渉権確定のアレをくれて。こんなん別にいらんのに…」と、交渉権確定の札の意外と雑な扱いを打ち明けた。
金村さんは指名挨拶を受けて、「ここから夢のようなプロの世界に行けるんや」と思ったのも束の間、「球団社長が『スカウトは何を言ったかわかりませんけれども、大会社には大会社のルールというものがあるので』と言われて、全部反故にされました」と、まさかの大どんでん返しを告白。当然密約の際に書面などは交わしていなかったため、夢にみた好条件は叶わなかったそう。
動画では両球団が提示していた土地の約束と顛末など、今だから笑える密約の詳細を紹介している。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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