武居由樹、涙の王座陥落…技巧派メキシカンに初回ダウンから防戦一方で衝撃のTKO負け 実現が迫った天心戦は遠のく
ただ、前日に「チャンピオンとしての格の違いを見せてやろうかなと思います」と豪語していた29歳だったが、咄嗟に体勢をかがめて、やや打点の低いところからフックを放つメディナへの対応に手を焼くと、4回に決着がついた。主導権を握り続けた挑戦者が、やや守勢に回り始めていた王者をコーナーに追い込んで、右フック、さらにアッパーの連打で防戦一方にしたところで、レフェリーが試合を止めた。
課題として指摘された左フックの大振り後の対応に見事に付け込まれた武居。試合後に人目をはばからずに悔し涙を流した29歳は、ファンにとって待望だった天心が遠のくことになった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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