10月の支配力が論争を変えた――米メディアが山本由伸を“球界No.1投手”に推す理由「スクーバルやスキーンズが経験していない領域だ」
ポストシーズンでの山本の支配力は圧巻だった(C)Getty Images
今季のワールドシリーズ(WS)ではドジャースの山本由伸が3勝を挙げる活躍で、文句なしのMVPに選ばれた。ポストシーズンを通しても6登板で5つの白星をチームにもたらし、2完投勝利を記録。WS第7戦では、連投での救援マウンドに立ち試合を締め括るなど、最後まで強烈な存在感を放った。
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レギュラーシーズンでは開幕投手も任され、チーム最多となる12勝をマークするなど、山本のメジャー2年目はエースの役割を担うシーズンとなった。その中でも、短期決戦でチームが頂点を極めたポストシーズンでの圧巻のパフォーマンスは、現在も米国内で大きなトピックとして伝えられている。
スポーツサイト『TWSN』が現地時間11月24日、「ヨシノブ・ヤマモトはMLB最高の投手だ」と銘打った特集記事を配信した。
同メディアは、その中で「オフシーズンでは『MLBで今、最高の投手は誰か?』という議論が熱を帯びている」と指摘する。その上で、サイ・ヤング賞に輝いたパイレーツのポール・スキーンズ、過去2年で31勝を挙げたタイガースのタリル・スクーバルの名前を並べるとともに、山本も加えながらポストシーズンの活躍により、「彼をこの議論の中心に押し上げた」などと評している。
WS制覇への貢献度を強調する同メディアは、「2025年ポストシーズンにおけるヤマモトの数字は、目を疑うほどのものだ」と振り返り、勝ち星や完投数など、10月に記録した各スタッツを絶賛。





