1→0→2→0と際立つ最強打線からの“見殺し” 防御率1点台の裏で浮上した山本由伸にのしかかるメジャー最低の「1.80」
実際に山本の登板時におけるドジャースの“援護点”を振り返ると、開幕戦は3点を挙げたが、以降は2点、0点、3点、1点、0点、2点、0点……。QS数も4を記録し、先発投手としての仕事をきっちり果たしているにもかかわらず、結局打線の援護なく見殺し。そういう状態が続いているというわけである。
ちなみに他の主だった日本人投手たちの援護点割合を見ると、菅野智之(オリオールズ)は4.62、今永昇太(カブス)は4.23、菊池雄星(エンゼルス)は3.19。さらに今季防御率1.16と好調の千賀滉大(メッツ)も2.79と最低2点は援護されている。こうした数字を見ても、今季の山本が際立って攻撃陣のサポートを受けられていないかを物語っていると言えよう。
逆に言えば、そうしたプレッシャー下でも防御率1点台の快投を続けている集中力の高さは見事という他にない。それだけに球界屈指の火力を誇るはずのドジャース打線の奮起を願うばかりである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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