「重圧を背負った」山本由伸の“ノーヒッター未遂”から屈辱敗戦…9回二死から守護神が打たれて勝てずのド軍が陥る「泥沼の連鎖」
ただ、山本の好投も勝利には結びつかなかった。9回二死からマウンドに上がったブレイク・トレイネンが2本のヒットと四球で満塁のピンチを招くと押し出しで1点差に。ここでドジャースベンチは守護神のタナー・スコットにスイッチするも、エマヌエル・リベラに痛恨のサヨナラ2点適時打を打たれて万事休すとなった。
試合後、米メディアでは、ノーヒッターまであと一歩と迫った山本に賛辞が相次いだ。専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで「ヨシノブ・ヤマモトは今シーズンで最高のパフォーマンスを見せた」と絶賛。112球、10奪三振の熱投に「彼はドジャースが必要としている勝利を託される重圧を背負った。なんと素晴らしいパフォーマンスだろう。エースだ」と褒めちぎった。
敵地にもかかわらず、降板時にはスタンティングオベーションによる万雷の拍手が送られた山本。9回2死まで続いた彼の気迫の投球が勝利に結びつかないのは、今のドジャースの苦境を物語っていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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