「職を失う危険性がある」窮地のGMが山本由伸の獲得に動く⁉「最強右腕」の争奪戦に加わる球団を米メディアが予想
山本の実力はメジャーでも通用するだろう。どの球団に行くのか見ものだ(C)Getty Images
今季、低迷した3球団が「最強右腕」獲得へ乗り出すのだろうか。
今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦が有力視されている、オリックスの山本由伸。今季も勝ち星、防御率でリーグトップ、ダントツの数字を残しており、さらに、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックでは日本の世界一奪還に貢献した。はやくから米球界関係者より注目を集めるシーズンを送り、その期待を大きく上回る結果を残してきている。
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もはや、山本の来季での米球界入りはほぼ確実とみられている中、米メディア『FANSIDED』が現地時間9月19日(日本時間20日)、移籍先を予想する特集記事を配信。同メディアは、山本がメジャー球団と交わす契約額が1億6000万ドル(約236億6000万円)に達するものと見込んでおり、その契約が可能な球団としてヤンキース、メッツ、レッドソックスを候補に挙げた。また、この3球団について、十分な資金力を擁していることに加え、それぞれの日本人右腕を求める理由を説明している。
ヤンキースについては「2024年シーズンの先発投手で確定しているのは、健康であればゲリット・コール、カルロス・ロドン、そしてネストル・コルテスだけ」とローテーション投手が不足している点や、来季以降、主力選手のFA流出が予想されるとして「ヤマモトと契約をする事情もある」と分析。
今シーズン中に大物投手を放出したメッツに対しても「先発ローテーションが弱体化している」と指摘している他、ビリー・エプラーGMがこれまで、田中将大、大谷翔平、千賀滉大のメジャー移籍に携わってきたことで「この実績は、ヤマモト獲得を目指す重要な要因」と見解を示した。