サイ・ヤング賞7度の“レジェンド右腕”が山本由伸を高評価「自分のスプリッターを思い出させる」 地元メディアも称賛「破壊的なものだ」
クレメンス氏も山本のスプリットを高く評価した(C)Getty Images
オリックスからポスティングシステムを利用してドジャースに移籍することが決まった山本由伸。右腕は投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約465億円)の巨額契約を結んだ。
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NPBでの圧巻の成績を引っさげて海を渡る山本に現地では期待の声が上がっているが、MLBレジェンド投手も右腕に注目しているようだ。スポーツ専門局『ESPN』のバスター・オルニー記者は自身のX(旧Twitter)で「先週ロジャーと話したとき、彼は『ヤマモトのスプリットの動きが自分のスプリットを思い出させる』と言っていた」と投稿。通算354勝、4672奪三振、7度のサイ・ヤング賞を受賞しているロジャー・クレメンス氏が山本について語った内容を伝えた。
クレメンス氏は自慢の剛速球とともに、高速で落差の大きいスプリットを武器に相手打者から空振りを量産した。同氏は自身の“伝家の宝刀”と山本のスプリットに共通点を見出したようだ。
山本と比較したレジェンドに現地メディアは反応。ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』は配信した記事の中で、「クレメンスが言うようにヤマモトの武器であるスプリットは、他に類を見ないほど落ちる破壊的なものだ。彼のスプリットは89〜91マイルを記録する」と指摘。さらに、「彼は70%以上の確率でストライクゾーンの中に投げる。右腕はこの球種にそれだけの自信を持っている」と、山本のスプリットを高評価した。