「右手一本で持っていた」日本一の投手コーチが吉田正尚を絶賛!アメリカ戦の”打線の鍵”は「大谷の前にいかに塁に出るか」
「大谷が打ったのはボールっぽかったけど、初球から行こうと決めていたのかもしれない。あの球をヒットにできるのがすごい。走ってる時もチームを奮い立たせようとしていて、本当に勝ちたい気持ちを表現していた。俺について来いみたいな感じでね」と初球を捉えた大谷を称賛した”日本一の投手コーチ”は、さらに試合を決めた村上について次のように評価した。
「村上は悩んでいただろうし、この1本だけで開き直ることはできないかもしれないけど、思い切って振ろうとする意識が見えたのはよかった。コンパクトに振ってもあそこまで飛ばせるのが村上だよね」
加えて、快足を飛ばして一塁からホームへ帰ってきた周東右京の走塁を「あれで帰ってこられるのは周東だから。本当にスペシャリスト。普通のランナーだったらサードで止まってる」とべた褒めした同氏は、アメリカとの決勝戦についても「逆転サヨナラ勝ちで決勝に進めるのはいい流れ」と笑顔を見せた。
決勝での打線のポイントは、やはり上位打線の出来だという。とりわけ、「大谷の前にいかに塁に出るか。ヌートバーや近藤が塁に出て、大谷、吉田と続けば点が取れる」と1、2番の重要性を強調する。アメリカ投手陣に対しては「普通に150キロ以上のスピードボールを投げるピッチャーが揃っているから、チェンジアップを上手く見極めて、真っすぐとどちらを狙っていくのかが鍵になる」と語る佐藤氏。最後に「面白い試合を見せてほしいね」と侍ジャパンにエールを送った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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