「指に異物つけ投球」取り締まり強化にダルビッシュが激怒する理由
そんな流れのなかで出た、粘着物質取り締まりの新ルール報道。記事によると、先発投手には試合中に少なくとも2度、救援投手はランダムで、1試合につき計8~10回のチェックが行われる。違反した場合は10試合の出場停止処分で、その間は無給になるという。
MLB球に泣かされてきたダルビッシュからすれば、どれだけの時間を費やし、研究を重ねてきたことか。ツイッターによる問題提起は、水際対策でなく、そもそも滑りにくいボールを導入すべきと主張。打者有利に感じられる施策にも不満を示し、「お金のため」とさまざまな利権が絡んでいることまで踏み込んだあたり、強い怒りがにじむ。
ダルビッシュは手術後のリハビリ期間にあたる16年12月から2年半「メンタル面で問題があった」「とにかく辛かった」とツイッターで告白。「今も付き合いながらですが」と心身の不安を抱え続けていることも明かしている。MLB球が直接要因ではないにせよ、メンタル面に影響を与えた可能性はある。
昨年初めて最多勝タイトルを獲得し、今季も安定したパフォーマンスを続けている。適応するたびにルールを変えられては、たまったものではない。そんな思いが今回、不満となって爆発したのかもしれない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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