パドレス窮地…ダルビッシュ有の来季全休に米識者が警鐘「ローテは“疑問符だらけ”」
ダルビッシュは「また気持ちよくボールが投げられるようにリハビリ頑張ります」と前を向いた(C)Getty Images
パドレスのダルビッシュ有が11月4日、自身のSNS上で、「先週水曜日にDr.Meisterから肘の手術を受けました。2026年シーズンは試合で投げることが出来ません。また気持ちよくボールが投げられるようにリハビリ頑張ります」と投稿した。来季は全休となり、2027年以降での復帰を目指す見込みとなった。
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ダルビッシュは夏に39歳を迎え、今季がメジャー移籍から14シーズン目を数える。日米通算208勝を記録している輝かしいキャリアは、常にコンディションとの戦いでもあった。今季も開幕直前、右肘の不調を訴え、戦列復帰が7月までずれ込んでいる。その中でもシーズン後半では5勝をマークするなど、先発ローテーションの一角としての役割を担った。
来季リハビリに専念することになった日本人右腕について、メジャー公式サイト『MLB.com』のパドレス担当、A.J.キャッサベル記者によると、回復まで「12~15か月」を要すると報じた。
また、キャッサベル氏は同サイト上において、「この先、リハビリを終えた後のダルビッシュの将来がどうなるかは不透明だ。契約はまだ3年残っているが、ここ3年間は肘の炎症など度重なる故障に悩まされており、2025年は3か月間離脱していた」などと見解を示している。
今回の手術の内容として、「内側側副靱帯(UCL)補強手術」だと伝えるキャッサベル氏は、「これはダルビッシュにとって2度目の肘の大手術だ。2015年にはレンジャーズ時代にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休。2018年には同じ肘の関節鏡手術も受けており、さらに2023年オフには骨棘(こつきょく)の治療のためにコルチゾン注射を打っていた」と説明する。






