「ユウは慎ましい」ダルビッシュは“因縁”の相手を意に介さず パ軍GMが「3回確認」差別行為をした選手獲得を支持

ダルビッシュは過去に差別行為をしてきたグリエルについて意に介さなかった(C)Getty Images
パドレスのダルビッシュ有は、“因縁”の相手がチームメイトになることについて、意に介さなかった。
キューバ出身でDeNAにも所属していた経歴も持つユリエスキ・グリエルが、パドレスとマイナー契約を結んだという米報道があった。米メディア『New York Post』のジョン・ヘイマン記者によれば、メジャー昇格なら125万ドル(約1億8875万円)と出来高払い100万ドル(約1億5100万円)、メジャーキャンプには招待選手として参加する予定だという。
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グリエルはアストロズ時代の2017年のワールドシリーズ(WS)第3戦で、当時ドジャース所属のダルビッシュとの間で問題が起きた。グリエルはダルビッシュから先制アーチを放ち、その後、ダッグアウトで両目をつり上げるしぐさを見せてスペイン語で「チニート(小さな中国の少年)」という言葉を発した。
これが人種差別問題に発展し、グリエルは謝罪したものの、翌年の開幕5試合の出場停止処分を受けている。
パドレスの地元紙である『The San Diego Union-Tribune』によると、「彼の契約はユウ・ダルビッシュの支持を得て行われた」というが、ダルビッシュは「気にしていない」という。パドレスのAJ・プレラーGMはグリエルのことについて、ダルビッシュに少なくとも3回は確認したようだ。