「李承ヨプに似ている」阿部巨人で注目のトッププロスペクト 球界OBからは「大砲になりうる逸材」とかつての主砲になぞらえる声も
李承ヨプ氏といえば、巨人時代は2006年に143試合に出場、打率.323、41本塁打をマーク。リーグ優勝を飾った翌07年も30本塁打をマークと巨人では一時代を築き、主砲として長打力でチームをけん引したことも知られている左のスラッガーだ。
さらに打撃特徴についても「引っ張りだけではなく広角にホームランを打てる選手なのかな」としながら、まずは打率が求められる中で「バットスイングも非常にシンプル」とした。
またタイプ別では巨人のレジェンドOBでは吉村禎章氏のような、バランスの良いスラッガーとしながら、将来的には「3割・30本・30盗塁」のトリプルスリーも狙える逸材とした。
1年目からの活躍に課題はあるとしながらも、楽しみな選手の一人とした。
守備に関してもサード、ファーストなどである程度守れれば、「1軍の試合数はかなり増える」と高木氏は予想。「チャンスは落ちてるよね」という表現で若き大砲候補の背中を押した。
一方、チームにとっても左の長距離砲は待ち望んでいるピースでもある。昨季は主砲の岡本和真が27本塁打とリーグ2位の成績で盛り立てるも、ほかに10本以上、本塁打を放ったのは丸佳浩(14本)のみと貧打に苦しんだ。
打線強化は目指すリーグ連覇、日本一に到達するために欠かせない材料でもある。
若きスラッガーに期待は高まる中、いよいよ始まるキャンプでどんな姿を見せてくれるのか。球春到来に向け、楽しみにしたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】阿部巨人でひそかに注目集める「プロスペクト」 激化する遊撃争いの”キーマン”とは
【関連記事】阿部巨人 注目の「正捕手争い」開幕1軍を勝ち取れるか 「令和の慎之助」の存在感
【関連記事】阿部巨人 注目の2025年開幕投手争い 実績ある右腕か、意外な「ダークホース」の存在とは