阿部巨人 注目高まる、し烈なホットコーナー争いの行方 「即戦力ルーキーの破壊力」「5年目内野手の存在感」
阿部慎之助監督も「坂本が元気ならば」の条件つきで有力なサードレギュラー候補となるが、今季が37歳シーズン。段々とフル出場は難しくなるとあって、「ポスト坂本」を狙い、定位置奪取を目指す選手も続々と出てきている。
プロ5年目内野手の中山礼都もその1人だ。16日の試合には「3番・三塁」で先発、2回に右前適時打をマークするなど、11日の紅白戦に続き2試合連続安打を放ち、アピールを続けている。
中山といえば、入団時から「ポスト坂本」に1番近い存在として期待を集めてきた逸材。昨年はシーズン後半に存在感を発揮した。32試合に出場し、打率.318。ポストシーズンにおいては、正二塁手の吉川尚輝が負傷で離脱した際に二塁で起用。DeNAとのファイナルS第5戦で豪快な"プロ1号"を放ったことも話題を集めた。
今季が高卒5年目シーズン、1軍実績も積み、機は熟したとあって、いよいよシーズン通しての貢献が期待されている。
ほかにも内野陣では、ユーティリティに守れるプロ2年目の泉口友汰も巻返しを期し、アピールを続けている。
とにかく目指すレギュラー獲りにはどの野手においても課題とされる打線強化のため、実戦で打って、打って、打ちまくるしかない。どうせなら阿部監督を悩ませるような、し烈なアピール合戦を期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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