阿部巨人 注目高まる、し烈なホットコーナー争いの行方 「即戦力ルーキーの破壊力」「5年目内野手の存在感」
ドラ3ルーキー、荒巻は広角に打てる点も評価されている(C)産経新聞社
巨人は今季初の対外試合となる韓国・サムスンとの練習試合を16日に行った。
各選手、レギュラー奪取を目指し、必死のアピールを行う中、光ったのは攻守で奮闘した姿を見せたドラフト3位ルーキーの荒巻悠(上武大)にもあった。
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「6番・一塁」で先発した荒巻は4点リードの3回一死、外角高めの変化球を捉えて逆方向へ。豪快な二塁打を放ち、アピ―ルを果たすと魅せたのは守備面にもあった。
一塁の守備では3回先頭の場面、鋭いライナー性の当たりに素早く反応し、アウトを奪うと、5回から三塁を守り、こちらも三塁線への鋭い当たりをしっかりキャッチと攻守で存在感を示した。ほかにも2四球を選ぶなど、対応力の高さを示した。
ルーキーで唯一、1軍キャンプスタートとなった荒巻は184センチ、93キロの恵まれた体格からなる左のパワーヒッター。守備においてはこの試合で守った三塁、一塁、また二塁まで守れるとあって内野のユーティリティとして、活躍が期待されている。
そんな中で、注目は内野の華ともいわれるホットコーナー争いにもある。昨季、サード転向1年目にして確かな守備力を示し、ゴールデン・グラブ賞も獲得した坂本勇人も109試合で打率.238、7本塁打、34打点と打撃面では苦しんだ。
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