【ヤクルト】土壇場での“劇弾”生んだ26歳捕手の積極性 コーチが期待する「スイングを仕掛ける準備」
古賀優大が9回二死から同点2ランを放った(C)産経新聞社
ヤクルトが7月9日、神宮球場でDeNAと対戦。延長12回までもつれた試合は4-4の引き分けに終わった。
この試合、2-1と1点リードで迎えた7回一死から、先発の奥川恭伸が関根大気に右中間フェンス直撃の二塁打を浴びて一死二塁とされると、林琢真に中前打を浴びて同点に追いつかれてしまう。さらに二死一・二塁から佐野恵太に勝ち越しの適時打を許すと、奥川はこの回途中で降板。2番手に星知弥が上がったが、さらに1点を追加されて2-4となってしまった。
終盤に奥川の今季初白星が消え、嫌なムードの中、2点を追う9回は一死から6番の伊藤琉偉が粘りを見せる。DeNAの守護神・入江大生の直球を初球から積極的に打ちにいくと、150キロを超える真っすぐに食らいつき、低めの変化球には手を出さなかった。最後は9球目の154キロ直球を見送り、四球で出塁した。
続く代打の宮本丈は空振り三振に倒れたが、二死一塁となり、代打の古賀優大が初球の直球を捉え左翼席へ2号2ラン。土壇場で4-4の同点に追いついた。
「(真っすぐに)振り負けないことを第一に、初球から積極的にいこうと打席に入りました」と振り返った26歳は「感触的には良かった。いってくれと思いながら走ってました」と、祈りながら打球の行方を見つめた。
1 2






