【ヤクルト】土壇場での“劇弾”生んだ26歳捕手の積極性 コーチが期待する「スイングを仕掛ける準備」

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 大松尚逸チーフ打撃コーチは若手選手に対して期待を込め「スイングを仕掛ける準備をどれだけして打席に立てるか。打ちにいって(ボール球を)見送ることができれば、それがベストだし、そういう経験をどんどんしていってほしい」と話していた。

 主力にケガ人が続出する中、若手にとっては毎日がアピールの場だ。その中でも、捕手の古賀は8月で27歳を迎える。若手から中堅にさしかかる年齢となり、今後は攻守でチームを引っ張る存在として期待がかかる。

 昨季は開幕前に左膝半月板を損傷し1軍出場はなかったが、今季はベテランの中村悠平との併用で45試合に出場して打率.289、2本塁打、6打点と存在感を放っている。

 試合後、髙津臣吾監督は「ホームランは想像してなかった。速い球をしっかり前めで捉えたわけですから素晴らしい一本だったと思う」と、同点弾の古賀を称えた。

 「九分九厘負けているゲームで投打ともに良く粘った」と指揮官。ここまでリーグ最下位に低迷するも、最後まで諦めない姿勢と積極性はチームに活力を生み出すはずだ。

[文:別府勉]

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