空前の「侍ダルビッシュ」フィーバーの一方で”心配なデータ” 相性の悪い「球場」とは
ダルビッシュは同球場で通算3度先発。1勝1敗ながら、防御率6・60はアベレージを大きく下回る。
2012年開場の同球場では、リーグが異なるレンジャーズ所属が長かったこともあり、ナ・リーグ移籍後の2018年カブス時代に初登板。4回1/3を5安打5失点とKOされた。
翌年は5回2/3を4安打2失点で勝利投手となったが、5四死球と制球は定まらず。パドレス移籍後の2021年にも投げたが、5回5安打4失点で敗戦投手となった。3度先発して、6回以上を投げたことは一度もない。
ダルビッシュは球場ごとに成績がはっきり分かれる傾向がある。日本ハム時代はとにかく千葉マリンでの成績が振るわなかった。
メジャーリーグでもその傾向は変わらず、ジャイアンツのオラクルパークは4先発して1勝2敗、防御率10・13。アスレチックスのオークランド・コロシアムも6先発して1勝4敗、防御率5・88だ。他にもロッキーズのクアーズフィールドが5先発で1勝1敗、防御率5・26。ここまで挙げた4球場の本拠地チームは、お世辞にも強打線とはいえない面子。その相手にはっきり数字が出てしまっている。
チームに経験と知識を還元し、リーダーとして引っ張ることはもちろん、米本土に舞台を移しての戦いでこそ、真価が問われるベテラン右腕。不安なデータを大事なマウンドで振り払いたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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