【ヤクルト】強力打線の「8番」を担う男「重要なポジションを任されている」チームの4連勝支えた“攻守の要”

タグ: , , , 2024/5/4

 試合は同点のまま延長11回に突入し、5番手の大西広樹が二死一・二塁と勝ち越しのピンチを背負ったものの、田中幹也を中飛に打ち取ってサヨナラのイニングにつなげた。その直後、中村が中日の勝野昌慶からフルカウントと粘り、8球目を捉えて中堅へ抜ける安打を放って出塁した。

 無死一塁の場面をつくるとベンチは盛り上がりを見せ、サヨナラのムードが湧き上がった。代打の塩見泰隆が中堅バックスクリーンへ劇的なサヨナラ2ランを放ち、5-3で勝利を収めた。

 中村は「とにかく自分が出塁するということを心がけた。毎打席集中していますけど、(11回表の)ピンチを抑えたあとだったし、より集中して打席に立ちました」と、振り返った。

 4連勝中は4試合連続安打をマーク。「上位(打線)も非常に調子いいですし、自分が出れば上位に回ってくる。得点能力というのが上がってくると思う」とし、さらに「上位から回ってきたチャンスというのも僕のところにくる。キャッチャーもそうですけど、重要なポジションを任されていると思う」と、攻守で重要な役割を担っている覚悟を口にした。

 背番号「27」は、小川の投球についても「あまり本調子ではないと思った。でもその中でもまとめるんですから、やっぱりさすがだなと思ったし、うまく緩急つけながら抑えられたかなと思う」と、捕手としての一面をのぞかせ、力投の右腕を称えた。

 捕手という重責を抱えながら、打者としてもその勝機を逃さない打撃で得点圏打率はリーグ2位の.444をマークしている。決して派手さはないが、中村が“攻守の要”であることは間違いない。





[文:別府勉]

【関連記事】【ヤクルト】“打線活発化”のカギ握る「6番」の重要性 「バットは振れている」山田哲人がチームを上昇気流に乗せる

【関連記事】【ヤクルト】捕手も「めちゃくちゃいい」と唸った新戦力…3戦3勝の助っ人右腕は“先発の柱”に君臨するか

【関連記事】またも…ヤクルト塩見が初球ホームラン直後に交代 ファンからため息が止まらない「理由」

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム