巨人連敗止め、2位に浮上!ブルペンを支える他球団垂涎の「ミスターゼロ」 オフも注目の「FA左腕」の存在とは
左腕リリーバーの高梨は今月9日に今季初めて選手登録されると、同日に行われたヤクルト戦(鹿児島)で今季初登板。1点リードの2死満塁という、いきなりしびれる場面でのマウンドとなったがわずか2球で火消しに成功、今季初ホールドをマークした。
その後も安定した投球を続け、ここまで5試合に登板し1勝、3ホールドをマークし無失点、防御率「0.00」を誇る。昨年は自己ワーストの防御率4.19と苦しんだが、今季は巻き返しの姿勢を見せている。
高梨はまた、今季でプロ8年目を迎え、今月18日に国内FA権を取得した。社会人ENEOSを経て16年ドラフト9位で楽天に入団、20年シーズン途中に巨人にトレードで加入した。
21年からは年間50試合以上登板を果たすなどブルペンを支え続けてきた。FA権取得時には巨人愛を前面に出していたが、僅差の場面で火消しを務められる安定した左腕リリーバーはどの球団でも欲しているポジションとあって、今シーズンの働き、オフの動向にも注目が高まる。
「料理王子」の愛称でも知られ、かつてはキャンプ地で自身の手料理をふるまったことも。探求心に優れ、常に高みを目指す姿勢も後輩たちにいい影響を及ぼしているとされる。
試合後の中継(BS日テレ)で映し出されたヒーローインタビューでは「(前夜に食べた)常陸牛のステーキとハンバーグが効きましたね!」とご当地ネタで茨城のジャイアンツファンの心もぐっとつかんだ左腕。これでチームは中日に入れ替わり2位に浮上。一致団結したブルペンでさらにチームを盛り立てていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【巨人】正捕手争いに異変あり!? 注目集める起用法 存在感高める「ベテラン捕手」とは
【関連記事】巨人の新リーダー・門脇誠の強烈な存在感 ドラフト戦略に影響も!?
【関連記事】【巨人】ポスト大勢は誰に? 注目集める守護神争いの「本命」とは