パドレスと契約合意の松井裕樹に米記者が「興味深い」と指摘した”3つ”の理由
2つ目に「5フィート8インチの左投手としては驚異的な速さだ」と、最速154キロを誇る松井のストレートを絶賛している。
浮き上がるような球質が特長で空振りを奪える。今季の奪三振率は「11.30」で、昨季は自己最高の「14.46」を記録した。抑えに転向したプロ2年目からは奪三振率「10.00」以上を9年連続でマークしている。高校時代から大器の片りんを見せ、夏の甲子園で1試合22奪三振という大会記録も樹立した。
驚異的な真っすぐだけではない。変化球を見てみると、カーブ、チェンジアップの他に、鋭く曲がるスライダーで幾度となく空振りを奪ってきた。スライダーが代名詞ともいえる松井だが、アドラー記者が3つ目に挙げたのが「左利きのスプリッターはMLB打者に珍しい印象を与える」という点だった。
大谷翔平や元ヤンキースの田中将大もスプリットを武器に相手打者を翻弄してきた。左腕の松井から繰り出されるスプリットに対して、メジャーの各打者がどんな反応を示すのか。そして、どんな対策を講じるのか。その1球1球から目が離せない。
身長193センチの大谷のように決して恵まれた体格とはいえない松井だが、そんな小柄な野球選手が海を渡って夢をつかめるのも、メジャーリーグという舞台。本拠地のペトコ・パークで、松井が三振の山を築く姿が今から待ち遠しくなってきた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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