巨人28歳は「正捕手すぎるぞ」 打って1本塁打3打点、守って2度の盗塁阻止 解説の球団OB「いいキャッチャーになった」
打って守って大活躍を見せた巨人・岸田行倫(C)産経新聞社
巨人は8月3日のDeNA戦(東京ドーム)で4-3のサヨナラ勝利。同点の9回二死二塁から、途中出場の若林楽人が中越え適時二塁打を放ち、連敗を3で止めた。
お立ち台はサヨナラ打の若林に譲ったが、2位再浮上の原動力となったのは「5番・捕手」で先発出場した岸田行倫だろう。
1点を追う2回1死無走者から左越えに同点4号ソロ。再びリードを許した6回は、2死二、三塁から7球目のスライダーを右中間へ運び、逆転の2点二塁打。4回の第2打席では、2死二塁から申告敬遠で出塁するなど、対戦相手からの警戒感も高まっている。
守っては終盤の8回、9回にDeNAが試みたニ盗をいずれも刺し、ピンチの芽を摘み取った。これに目を細めたのは、中継した『BS日テレ』で解説を務めた球団OBで、捕手として長く活躍した村田真一氏。「打ってよし、守ってよし。いいキャッチャーになった。素晴らしい!」と絶賛した。
シーズン前半はソフトバンクからFA移籍してきた甲斐拓也の陰に隠れていたが、夏場を迎えてから出場機会が急増。オールスター以降は、これで8試合中6試合でスタメンマスクをかぶり、そのうち5試合で5番に座る。打率は.310に上昇し、本塁打数でも甲斐に並んだ。
1 2






