【日本ハム】悩めるロマン砲 清宮幸太郎にOB・田中幸雄氏が感じる「課題」とは
一方、清宮が故障などで開幕から遅れをとっている間、レギュラー定着を狙っていた三塁ポジションには、今キャンプから新たに取り組み始めた郡司裕也が着々と結果を残している。
郡司は本来捕手ながら、サードの守備にも懸命に取り組み、打撃では、31日のDeNA戦でも5号ソロを放つなど、堅調な成績でアピールを続けている。ここまで打率「.262」、5本塁打、22打点の成績をマークしている。
清宮にとっては、本来守っていた一塁ポジションも開幕からほぼ全試合で主軸のアリエル・マルティネスが起用されており、こちらも6月1日のDeNA戦で6号を放つなど、4打数2安打2打点の活躍、打率「.263」、6本塁打、27打点をマークと長打力を兼ね備えた主砲としてチームには欠かせない存在となっている。
二軍で調整する清宮が再びレギュラーを掴み取るには、一軍昇格後にこれら現在活躍を見せているライバルたち以上の結果を残すことが必須となる。
高校通算111本塁打を記録し、ポテンシャルと可能性を秘めているスラッガーも今季でプロ7年目となる。首脳陣やファンは本格覚醒を期待し続けている。成長を見守ってきた田中氏も「まだまだ若い、成長できる」と背中を押す。
さらにパワーアップし、再びグラウンドで躍動する背番号21の姿を心待ちにしたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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