「険悪な雰囲気で終わった」F1開幕戦でRBに暗雲 不満爆発の角田裕毅に同情と苦言「残念だ」
この”騒動”には海外メディアも反応。米放送局『FOXSPORTS』はバーレーンGPの結果を伝える記事の中で、一連の出来事にフォーカスしている。
「ユウキ・ツノダとダニエル・リカルドの2人は、グランプリを通してゆっくりと、しかし止めどなくポイントから遠ざかっていった」と振り返っており、「さらに悪かったのは、チームオーダーに関する論争や、レース後のクールダウンラップでの奇妙な飛び込み攻撃など、険悪な雰囲気のままレースが終わってしまったことだ」と見解を綴っている。
さらに、チームオーダーが発せられる直前まで、角田が12位のケビン・マグヌッセン(ハース)を激しく追い上げていたこともあり、同メディアは「ツノダのフラストレーションは理解できる。バトルの真っ最中だった」などと擁護の姿勢を示しつつ、「RBももっと早い判断などの対処ができたはずだ」と指摘。
その上で、フィニッシュ後のチームメイトへの対応を踏まえながら、角田個人への見解を以下の様に記している。
「クールダウンラップでのこのような暴挙は、レッドブル・レーシングの候補であり上位を走れるドライバーに成長したという、彼の主張を強めるものにはならないだろう。安定した走りをみせていただけに残念だ」
新シーズンでの飛躍が期待されていた角田は、初戦から思わぬ形で注目を集める結果に。チーム内におけるドライバー同士の関係に不安を残す2024年の幕開けとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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