角田裕毅の来季F1はRB残留で決定――今後は「琢磨型」でいくか「可夢偉型」でいくか
F1のストーブリーグはタイミングが全て。片山もティレルで好調だった94年にベネトンからオファーがあり、当時のフラビオ・ブリアトーレ代表から「今ここでサインをしろ」と持ち掛けられたが、スポンサーとの兼ね合いで即答できず、ご破算になった。当時のベネトンのエースはミハエル・シューマッハーで、95年に製造者タイトルを獲得。マシンのポテンシャルの高さを鑑みれば日本人初優勝も十分にできる体制だった。
角田にとってRBは居心地がいいかもしれない。だが、レッドブルと同じホンダ製のパワーユニットで戦いながら今季は全チーム中6位相当の力しかないのも事実。優勝はおろか表彰台を取るのは至難の業だ。一説にはレッドブルに残るペレスにはチーム側が選手のパフォーマンス不足を理由に契約を解消できるオプションが盛り込まれ、角田にもレッドブル昇格の道が残されているとも言われているが、やはり「宝くじ」のようなもの。
動くか動かざるか。角田はどんな道を歩んでいくのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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