来季のフェルスタッペンの“相棒”は角田裕毅? 浮き彫りになるドライバー人事が固まらないレッドブル陣営の迷走
通常であればわざわざ角田を呼ばずに同チームでテストをしたローソンが撮影に協力すれば済む話だ。そのためレッドブルへの昇格はローソンのほうが有力で、すでに来季の残留が発表されている角田が担ぎ出されたのでは、との見方も出ている。
ペレスも5月の時点で来季のレッドブル継続が発表されており、ドライバー契約の観点から見れば、このようにラインアップが発表されるのは全く問題ない。が、レッドブル陣営は9日に首脳陣が来季へ向けた会議を開いたとされており、13日のエントリーリスト発表までに選手の陣容を確定できなかった可能性はある。
今季のレッドブルはコンストラクターズランク3位に終わり、3連覇を果たせなかったが、来季もホンダ製パワーユニット(登録前はホンダRBPT)を積むためトップ争いは大いに期待される。
角田は1年目の2021年に最終戦アブダビGPで自己ベストの4位に食い込み、今季のサンパウロGP(ブラジル)でも佐藤琢磨、小林可夢偉に次ぐ日本人3人目の予選3番手以内を獲得した。レッドブル首脳陣も角田にエースのフェルスタッペンをアシストし、コンストラクターズポイントへの貢献できる力量を備えているかどうかを再び吟味しているとみられており、人事が決着するのはしばしの時間を要するかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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