波乱のオーストリアGP 角田裕毅はまたもポイント獲得ならず チーム首脳からはポジティブな見解も「決勝でもわずかの差だった」
他にも、ノーポイントに終わった角田には「ユウキは予選でも決勝でもほんのわずかの差だったが、中盤のバトルが相変わらず拮抗していたため、今日はポイント圏外に落ちてしまった」とパフォーマンスを評している。
また、バレストリ氏はチームオーダーに言及しており、「アンダーカットはダニエルにとって非常にうまく機能した」と早めのピットストップから順位を上げていったダニエルの結果を称える一方、苦しいレースとなった角田については「最後のスティントを短めに走ったため、アドバンテージを最大限に活かすことができず、14位でフィニッシュした」と振り返った。その上で、「まだ前向きな気持ちでいる。今は来週のシルバーストーンでのレースに向けて気持ちを切り替えている」と次戦での角田の巻き返しに期待を寄せている。
今回のグランプリで角田は、予選中での不適切発言により罰金という処分が下されるなど、ネガティブな話題で注目を集めることとなった。わずかな日にちを経て迎えるイギリスGPでは、本来の走りとともに、角田の明るい表情がみられることを願うばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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